【ことばはちからダ!】現代文キーワードの勉強法を5分で分かりやすく徹底解説
- 【現代文×難関私大】特化塾 難関私大GATE
- 5月20日
- 読了時間: 7分
『ことばはちからダ! 現代文キーワード-入試現代文最重要キーワード20』


目次
1.現代文のキーワードを勉強するメリット
2.『ことばはチカラだ!』の特徴
3.『ことばはチカラだ!』の勉強法
現代文のキーワードを勉強するメリット
「現代文のキーワードは勉強しなくてもいいですよね?」と質問をいただくことがありますが、結論はNO!!

実は現代文は「キーワードを知らないから解けなかった」という場合も多々あります!
英語で単語を知らないと読めないのと同様、現代文の頻出キーワードを知っている前提で書かれている文章もあるわけです。
現代文のキーワードを勉強すると以下のメリットがあります。
①抽象語が理解できるようになる
現代文では「自由」「主体」「客観」「相対化」など、日常ではあまり使わない“抽象的な言葉”が頻出します。
これらの言葉の意味を知らないままだと、文章全体の理解がぼやけて見えてしまいます。
キーワードを理解しておけば、筆者が何を伝えたいのか、文章の意味を正確に読み取れるようになります。
②選択肢を“見分ける力”が上がる
キーワードの意味を正しく理解できていれば、「この語は筆者の主張とは逆の意味だ」「この選択肢はズレている」といった見分けができるようになります。
例えば「普遍」というキーワードの意味を知っていますか?
現代文を勉強していれば絶対に出会うキーワードです。
「普遍」とは「例外なくすべてなりたつこと」をあらわします。
なので、筆者が「○○は普遍的な事実である」と言っていますが、選択肢を見ると「○○は多くの場合に成り立つ」とあれば、筆者が言っていることとズレている!と分かるわけです。
なんとなく文脈は分かっても、選択肢で外す原因の一つが”現代文のキーワード”。
つまりキーワードを勉強すると、“なんとなくの感覚”ではなく、“根拠を持って選べる”ようになります。
③本文全体の流れを推測できる
現代文はキーワードを知っていると、文脈を推測できることが多々あります。
例えば、「疎外」というキーワードを例に見てみましょう。
「疎外」
1 嫌ってのけものにすること。「新参者を—する」
2 人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想などが、逆に人間を支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質を喪失した非人間的状態。
3 ⇒自己疎外(じこそがい)
引用:デジタル大辞泉(小学館)
「疎外」は現代文では2番の意味でよくでてきます。
2番の意味はつまり、「人間が作り出したものによって人間が本来あるべき姿から遠ざかってしまう」ということです。
【疎外の例文】
Aさんは自分の仕事に「疎外」を感じていた。
Aさんは工場の一部の作業を担当していた。仕事の持つ一つの意味として自己の表現が挙げられるが、製品の作成全体ではなく一部の作業を機械的にこなしている現状に、Aさんは自分の労働に価値を感じられない感覚に陥った。
効率的に生産するために人間は工場を生み出しましたが、人間が生み出したものによって「疎外」を感じた例文です。
「疎外」を知っていれば2行目以降の内容を推測して読めますが、知らない場合は意味を考えながら読まないといけません。
現代文のキーワードを知っていれば意味の勘違いは起きず、本文の流れを推測できるので早く読むことができるというわけです。

『ことばはチカラだ!』の特徴
①到達レベル
MARCH・関関同立・南山大学など、難関私大に合格する基礎力を身につけられます。
現代文を武器にしたい、早慶上智などを目指す場合は『現代文キーワード読解』『評論小説を読むための新現代文単語』など、もう一冊追加しましょう。
②構成
章 | 内容 |
第一章 | 読解語 (20語)-基礎的な体力をつける- |
第二章 | テーマ語 (5テーマ)-読めば栄養になる- |
第三章 | 重要語Ⅰ (32語)-このあたりが差をつける- |
第四章 | 重要語Ⅱ (36語)-余裕の読解へ- |
③ポイント
総ページ数208ページ。短期間で頻出のキーワードを網羅できる!
解説がとにかく詳しい。例えば第1章は1キーワードに4ページ使用しています。
絵や図、例文があり理解がしやすい。
第2章では頻出テーマを分かりやすく解説しています。テーマをおさえることで、文章で何が書かれているか推測しながら読むことができるようになります。
第3・4章は現代文のキーワードで差をつける語彙。ここまで勉強すれば、難関私大でもキーワードで困ることはかなり減ってきます!
『ことばはチカラだ!』の勉強法
第1章 読解語 (20語)-基礎的な体力をつける-
【目安学習期間】 1週間~3週間
現代文を読むうえで必須のキーワードです。
キーワードの意味だけでなく、例文で使われ方も確認しましょう。
定着するまで2~3周はしたいです。
第1章の20語を完璧にするだけで、勉強前との違いがだんだんと分かってきます。読解に入るとすぐに1章のキーワードに出会うでしょう。
【差をつける学習のポイント!】
第1章を完璧にしたら、第2章に進む前に読解法の解説の参考書に進むのがおすすめ!
現代文は読解ができてはじめて点数がとれます。よりインパクトの大きい読解に早めに進方が効率がいいです。
また、読解の基本を知ることで、キーワードの重要性やより実践的なキーワードの勉強法に気づくことができます。
『船口のゼロから読み解く最強の現代文』『田村のやさしく語る現代文』など基礎レベルの読解法を学び、演習用の問題集に取り組みながら第2章を並行して進めるのを難関私大GATEではおすすめしています。
第2章 テーマ語 (5テーマ)-読めば栄養になる-
【目安学習期間】 2週間~4週間
第2章は現代文の頻出テーマについての詳しい解説です。
例えば、「近代」「科学」「文化」など。
頻出テーマのよくある流れを理解できるため、文章が読みやすくなります。
まずは1周してテーマの全体像をつかみましょう。
2周目からは、演習用の問題集と並行して取り組んでいくのがおすすめです。
テーマは暗記ではなく本質的な理解が大切!
説明できるようになるまで、繰り返し読んでいきましょう。
第2章の理解が進むと、これまで苦手だったテーマでも前提知識があり推測しながら読めるため点数の安定感がでてきます。
【差をつける学習のポイント!】
第2章のキーワードが文章で出てきたら、文章の流れを推測しながら読んでみましょう。
例えば、「疎外」というキーワードをこの記事で取り上げました。
疎外と文章に出てきたということは、「人が作り出したものによって人が疎外感を感じる文章かな?この文章では何によって疎外感が生み出されているのか、テーマを確認しながら読もう」というイメージです!
キーワードを知ることで文章の流れを推測しやすくなります。
受験本番でも推測して読むことで、意味を把握しやすく、スピーディーに読めます。
実践的に推測しながら読んでみましょう。
第三章 重要語Ⅰ (32語)-このあたりが差をつける-
第四章 重要語Ⅱ (36語)-余裕の読解へ-
【目安学習期間】 1か月~2か月。受験本番まで繰り返す!
第3・4章は受験生と差をつける語彙です。
ここまで覚えれば文章を読んでいて、キーワードを知らずに困ることはかなり減ってくるはず!
優先順位は低いですが受験本番まで繰り返し暗記・理解し、文章に出てきたときに意味をお思い出せるようにしましょう。

【ことばはちからダ!】現代文キーワードの勉強法まとめ
【ことばはちからダ!】現代文キーワードの勉強法を解説しました。
『ことばはちからダ!』を徹底的に勉強することで、難関私大の現代文で戦っていける基礎力をつけられます。
キーワードで差をつけられるように、記事を繰り返し読み効率的に勉強しましょう!
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